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超ロバストをさぐる 1
Bell不等式による量子性判定での超ロバスト性
CFTP を用いた Perfect Sampling
制御における(超)ロバスト性
超ロバストとKM2O-ランジュヴァン方程式論に基づく時系列解析
ロバスト符号化
超ロバストをさぐる 2
ロバスト構造化文書処理技術
幾何計算に求められるロバスト性
ロバスト分子計算
統計的諸手法に現れるロバスト性の概念
超ロバスト並列処理の未来に向けて
超ロバストとは何か?
ロバストと超ロバスト
発端:超ロバスト幾何計算
超ロバストとメタヒューリスティクス
超ロバスト制御の可能性
ロバスト構造化文書処理技術がもたらすもの
実験数学-時系列データの超ロバストな評価法
統計から見た超ロバスト
組合せ最適化と超ロバスト
分子計算機と超ロバスト
超ロバスト並列処理

超ロバストとは何か

ロバスト構造化文書処理技術がもたらすもの
ロバスト構造化文書処理技術というのは、コンピュータ・システムの世界でプログラミングの構成方法を使って、どんないたずらをされても高い信頼性を保つ構造化文書を作る方法。

いたずらというのは、

  • 異常な操作をする
  • 実行中にコンピュータの電源を切る

といったことを指す。これらの事象の前後でも全体(データとプログラム)の整合性を維持することを信頼性と表現している。

OSのようなシステム・プログラミングの世界では、異常停止したあとでも完全に復旧できるようにするテクニックはすでに多数考案されており、そのテクニックを構造化文書に応用する。特にプログラミングの際に変数の型を厳密にチェックする「型理論」で安全性を高める。

構造化文書の代表例はXMLだが、ロバスト化構造文書の研究では、XMLにプログラムを組み込んだPSD(Programmable Structured Document)と呼ぶ構造化文書を定義して、その生成・更新・交換の際にロバストでかつ効率的な構造化文書処理を実現しようとしている。

PSDにはXMLで記述されたデータと、PSD自身の更新や解釈、表示を行うプログラムが含まれる。これがクライアント・サイドにダウンロードされて専用のエディター上で実行されると、画面にビュー表示される。そこでは変更や修正も含めた操作が可能になる。そしてビューを編集すると、それがプログラムやXMLのデータに整合性のある形で反映される。

整合性については、例えば、あるデータが複数の場所で参照されている場合、1カ所を変更するとほかの部分も整合性を取るように更新される。目次と本文に各章のタイトルが並んでいるようなワープロの文書なら、本文内のタイトルを変更すれば目次も同時に更新される。これと同じ処理をPSD内で実行できる。

セキュリティの向上も見込める。データを暗号化/復号化するプログラムを文書に含めておいて、そのプログラムでしか内部のデータにアクセスできないようにすることができる。

PSDは超ロバストと呼べるだろうか?つまり従来のロバスト化手法とは質的に違うレベルに達しているだろうか。

Javaが1つの基準とすれば、PSDではプログラムとデータがより緊密・不可分になっており、自分を更新する処理も含めてきちんとした(ロバストな)フレームワークが出来上がっている。

PSDごとの、ローカルなロバスト性が保証できれば、それをベースとしてグローバルなロバスト化が可能になる。実現すればそれを「超ロバスト化」と呼べるだろう。

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